【ベンチマーク編】今更KUSANAGI for ConoHaを試してみる。

· 2 min read
【ベンチマーク編】今更KUSANAGI for ConoHaを試してみる。


前回、前々回にConoHaで構築したKUSANAGIのベンチマークを計測してみます。


KUSANAGI版 Harada’s Diary ※サ終
http://kusanagi.hdserver.info/

※同じデータを使用しているので、レイアウトや記事を含めて見た目ほぼ同じです。
区別つけやすい様に、背景色をカーキからライトグリーンにしました。


検証内容

今回はWEB応答速度チェックツールを使用して、ページの読み込み速度を測定してみます。

なお、検証環境はいずれも同じスペックを使用してます。
ただし、OSやミドルウェアのバージョンはKusanagiの方が高くなります。

CPU メモリ OS
現行WEB 1コア 512MB CentOS release 6.9 (Final)
Kusanagi 1コア 512MB CentOS release 7.3.1611 (Core)

ページの読み込み速度を測定する

使用するツールですが、安心と安全のGoogle PageSpeed insightを使用します。

パソコンとモバイルでの結果がそれぞれ表示されるGoogleの表示速度計測サイト。このサイトの結果を基にチューニングすることで間違いないと思います。

また、GTmetrixという別サイトでも計測してみます。

こちらはメジャーな表示速度計測サイトで結果をグレードで表示してくれます。


Google PageSpeed insightでの速度測定結果

上図が現行Wordpress、下図がKusanagiのWordpressの結果です。


スコアは現行側が82、Kusanagiが87でした。
現行側はチューニングを施しているので、評価にあまり差がありませんね・・・w

ちなみにモバイル表示の場合は、ほとんど影響ないようです。

GTmetrixでの速度測定結果

GTmetrixではより詳細なパフォーマンスを測ってくれ、しかも結果をPDFでダウンロードできるみたいなので
チェック結果を下記に載せました。

hdserver.infoの結果(現行Wordpress)

kusanagi.hdserver.infoの結果(Kusanagi)

また、比較した場合の結果が以下となります。

https://gtmetrix.com/compare/xzwfUQQP/Ldo8Cud5

こうして見るとPagespeedの結果は先程と変わらずでしたが
それ以外の項目はkusanagiの方が高いスコアを記録していますね。

特にFully Loaded time(読み込み速度)については
現行が2.8秒かかっていたのに対し、kusqnagiは1.6秒と大幅に短縮されていることがわかります。

それに付随してTotal page sizeやTotal requestsも微減となり、パフォーマンスが上がっていることがわかります。


結論

ノンカスタマイズでこの速さはすごい

ある程度チューニングされた状態だと然程変化が見られませんでしたが
デフォルトの状態と比較した場合、Kusanagiの方が遥かに高パフォーマンスであることがわかりました。
※メモリが推奨されてる4GBあれば、もう少し高速に動くと思います。

こんな人におすすめ

  • 楽してVPS(クラウド)でWordPressを始めたい
  • 高速性を求める
  • サーバーサイドなんてよく分からない(分からないとセキュリティがヤバいけど)
  • WordPress特化のサーバーにする

参考サイト

http://design.webclips.jp/page-speed-tool/
http://dousitaraiino.jp/pagespeed-insights-yslow-simultaneous-performance-measurement-gtmetrix-1473
http://kamatte.me/2015/10/21/kusanagi-for-conoha%E3%82%92%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA1gb%E3%81%A7%E8%A9%A6%E3%81%97%E3%81%9F/