WordPressの設定画面には「WordPressのサイトのURL」という項目があり、
デフォルトの設定だと「http://localhost/wordperss/」の様になっています。
通常外部へ公開する場合、localhostをドメイン名などに変更して外から閲覧できる様にしますが
ドメイン名に変更すると、自宅のLAN環境からWordpressにアクセスが行えなくなってしまいます。
サーバは外部へ置くことが多く
同じローカル環境からアクセスする事は少ないのでこういった事象が発生しますが
自宅のPCから記事を作成できないので困りました。
もしかしたら設定次第で内外からアクセス可能にできたり
内部向けのDNSサーバでも立てれば解決できそうですが
ここは手っ取り早く、外部のプロキシサーバを経由しましょう。
外のVPSをプロキシサーバとして動かす。
めっちゃ遠回りしてるけど、あまりプロキシについての知識がないので勉強がてら導入。
概要
外部のVPSはCentOS6.8、PROXYサーバーは「squid」を使用します。
1.パッケージインストール
[bash]
yum install squid
[/bash]
2.squid設定編集
インストールが終わったらsquid設定ファイルを修正します。
[bash]
vi /etc/squid/squid.conf
[/bash]
以下を最下行を追記
[bash]
# ホストネームは任意のものを。
visible_hostname hdserver.mydns.jp
# ポート8080は一般的すぎるので使いません。
http_port 10088
# xxx.xxx.xxx.xxxはアクセス元である自宅のIPを記載
acl myacl src xxx.xxx.xxx.xxx/255.255.255.255
http_access allow myacl
http_access deny all
# プロキシサーバーを使用している端末のローカルIPアドレスを隠蔽化
forwarded_for off
# プロキシ経由でアクセスしていることをアクセス先に知られないようにする
request_header_access X-Forwarded-For deny all
request_header_access Via deny all
request_header_access Cache-Control deny all
[/bash]
デフォルトのこの2行は#をつけてコメントアウト
[bash]
#http_access deny all
#http_port 3128
[/bash]
3.squidの起動
[bash]
squid -z
service squid start
[/bash]
4.ファイアウォールの設定
プロキシのポートである10080番を空けます。
[bash]
vi /etc/sysconfig/iptables
-A INPUT -m tcp -p tcp –dport 10080 -j ACCEPT
[/bash]
ファイアウォールの設定を適用します。
[bash]
/etc/rc.d/init.d/iptables reload
[/bash]
以上でPROXYサーバーの構築が完了しました。
5.動作確認
「確認くん」でIPがVPSのIPになっていれば成功です。
http://www.ugtop.com/spill.shtml
プロキシについてはいろいろ遊べましたが、今後もこれで更新していくのは面倒なので
やり方を色々考えて見ます。